ドライアイス洗浄とは

ドライアイス洗浄だからできる洗浄が、ここにあります。

  1. 01DRYICE-WASHのドライアイスブラスト洗浄技術とは

    ドライアイスペレット(粒子)、ドライアイスパウダー(ペレットを機内で粉砕)とコンプレッサーの圧縮空気を 洗浄機内で混合させ粉体技術と流体力学により理想流体を作り出し吹き付ける技術です。 25年前ドイツ旧グリーンテック社において航空機の塗装剥離用に開発されたものが元となっております。
    その技術は、この25年間の間において、例えば「一般的に-78.9℃のドライアイスを機内の容器に投入すれば 冷やされ内部で結露し凍りつき詰まります。更にゴム製のホースの中をドライアイスが高速で通過すれば凍りつき、 曲がらなくなり、摩耗する、もしくは穴が開くものです。」このような問題を解決して安全にご安心してお使いいただく技術として、 更に進化してきております。
  2. 02独自のドライアイスブラスト洗浄の特長とは

    1. ①ドライアイスの特徴を利用した剥離の原理

      • ・-78.9℃の付着物冷却によりワーク(母材)との温度変化が起こりサーマルショック効果を引き出す。
      • ・付着物と母材との隙間に入り込んだドライアイスは個体から気体へと昇華し、 その時に起こる約750倍の体積膨張国かにより剥離させる。
      • ・さらに、付着物に対して、ドライアイスの粒子が高速で衝突することによる衝撃・ 振動効果により剥離させる。
    2. ②ワーク(母材)を傷つけにくい

      • ・ドライアイスは金属や樹脂のように固くなく柔らかいためワークに与える研磨力が抑えられる。
      • ・ドライアイスは洗浄機内で細かくパウダー化することもでき、粒子サイズ・使用量・圧縮空気圧・ ノズル等を調節することでワークへの衝撃影響力を調整することが出来る。
      • ・洗浄能力=ブラスト力(研磨力)に頼らず、低圧力でも効果のある特殊ノズルを使用することで 優しく協力に洗浄することが可能になる。
    3. ③洗浄後のワーク表面はブラスト材や付着物などは一切残らない。

      • ・機内でドライアイスと圧縮空気が合わさり、ノズルから高速噴射されたドライアイスがワークに衝突すると 瞬時に個体から気体へと昇華しなくなる。
      • ・超音波洗浄をしたような仕上がりで廃液も出ない乾式洗浄
      • ・搭載のエアーフィルターを通した圧縮空気を使用するため噴射エアーもクリーン
    4. ④手や器具が届きにくい箇所も洗浄可能

      • ・目に見えないワークの隙間に入り込んだ油や鉄粉などを更にドライアイスが奥深く入り込み、 付着物を掻き出すように排出する。
      • ・パイプや配管内部の洗浄もパイプクリーナーノズルや曲型ノズルをつかって洗浄を可能にし、 お客様専用ノズルを制作することで操作性も高める。
      • ・例えば、最長4mの洗浄能力を高めた特注ノズルも製作可能
    5. ⑤洗浄用途が広い。

      • ・大型設備に堆積または熱硬化により頑固に固着した付着物ならドライアイスペレット洗浄、 傷つきやすい精密なワークの固い被膜洗浄ならドライアイスパウダー洗浄に切り替えて洗浄可能
      • ・洗浄エリアは、屋外工場設備・クリーンルーム・洗浄ブース・生産ラインへのバッチ化まで 場所を選ばない。※静電気が発生するため防爆エリア内の仕様は厳禁
      • ・洗浄機は軽量コンパクトなため人が通れる幅があれば移動して洗浄可能
    6. ⑥環境に優しいこれからのECO洗浄

      • ・ドライアイスは工業生産の副産物である二酸化炭素を有効利用して作られたリサイクル品
      • ・脱脂洗浄で用いられる産業洗浄剤(VOC揮発性有機化合物)の代替洗浄として役立つ
      • ・廃液が出ない乾式洗浄なので付着物の回収のみになる。
  3. 03ドライアイスブラスト洗浄の注意点とは

    1. ①ドライアイスの硬度が低いため、研磨やハツリ目的には適さない。
    2. ②逆にワーク(母材)に指や爪で押してみて変形や損傷するような場合は ドライアイスの硬度や圧縮空気圧が勝るため洗浄に適さない。※ダメージを与えるもの シール類・純アルミ・紙・木材
    3. ③洗浄時のドライアイス消費量より圧縮空気量の方が勝るため冷却目的には適さない。
    4. ④粉塵・紛体の洗浄時には付着物の集塵・回収方法を対策する必要がある。
    5. ⑤ドライアイスブラスト洗浄で苦手とする洗浄物は、エポキシ樹脂系の塗料や接着剤、黒錆、金属酸化物の黒皮など
    6. ⑥換気の出来ない狭所では二酸化炭素中毒になるため使用は厳禁
    7. ⑦静電気が発生するため防爆エリア内での使用は厳禁
  4. 04メディアとして使用するドライアイスとは

    1. ①環境に優しいドライアイスの製造と入手方法について

      ドライアイスは工場から排出される二酸化炭素(副産物=廃棄物)を有効利用して製造されます。
      本来大気中に放出されてしまうものを再資源化したものであります。
    2. ②ドライアイスペレット3mmタイプ

      ドライアイスには様々な形状や大きさがあり、独自研究によりドライアイスブラスト洗浄に最も有効な 「ドライアイスペレット3mmタイプ」(米粒大)を使用します。 ドライアイスは精密洗浄にも対応できるように品質管理された不純物のない高品質ドライアイスを使用いたします